ひとつの恋

雨落ちる窓の外
見つめる君の背中
かけられぬ一言を静かに飲み込む

振り向いたなら僕は言えない

ごめんね。
この手を離すよ
震える肩を抱くことも出来ずに

頬伝う雫と見たことのない笑顔を
置いて扉はそっと雨音消した

君の影追う勇気がなくて

ごめんね。
君の遠い声が
今も冷めきったカップの底に

ごめん…
咲ききれないままに
散り行く僕のたったひとつの恋
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