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小雨の降る金曜の晩。
サンマルク前で待ち合わせたギタリストは
youより早く着いていて、壁にもたれて音楽を聴いてた。

もう一人のメンバーも一緒にくるって約束だったけど遅れるようで、
ちょっと申し訳なさそうに気を使いつつ話しかけてくれてるみたいだった。
先にお店に入っとこっか…って。んー、10分くらいかな?遅れたのに、
マイペースのんびりモードで席に着くキーボーディスト(笑)

初めて会ったのに、2時間くらい飽きずに喋ってた。
ずっと前から知ってた友達みたいに、時間も忘れて…。

話しててすごく楽しいし一緒に出来たらいいなぁって思った。
でも、メンバー探しに疲れてたyouは、こんなに話が弾んでも決まらない事もあるしなぁ…なんて考えたりもしてた。

だから…少し冷静に、一度スタジオに入って一緒に音出ししてから決めたいって言ったら快諾してくれた。
その日のうちにスタジオの日程も決めて帰った。

約2週間後、彼らの用意した2曲を持ってスタジオへ。スタジオで歌う事自体が、とんでもなく久しぶりの上に初めての人たちと合わせるってので、ちょっとドキドキ。今思うと、2人もそうだったかな?って。

演奏してみてから決めるって言ったけど、はっきり言って演奏の上手い下手とかどうでも良かった。
実際、ちゃんと聴いてるようで聴いてなかった気もするし(笑)
一緒の空間と時間を共有しているときの空気というか…そういうのが、しっくりいくか感じたかったんだと思う。

2時間のスタジオが終了。
ミーティングルームで少し話すことにした。
うん…少し…と思ってたのに、気が付いたら2時間も喋ってた。
肝心のバンドを一緒にやるかって議題はそっちのけで。

とにかく、いっぱい笑ってたと思う。
話の内容なんて全く記憶にないけど、すごい笑ってた。

彼らから、「…で、バンド、一緒にやる?」って。
「やりたいと思ってるけど…」「んじゃ、決定〜!!」

うわーっ!!決まった決まったぁ〜!って、なんかホッとしたのを憶えてる。
みんなで、週末は祝杯あげよ!なんて言って喜んでた。

その晩は興奮して眠れなかった。
なんだか2人とも起きてる気がして夜中にメールしてみた。
そんな迷惑な時間のメールに、ちゃんと2人から返信がきた(笑)
つながってる!そう思えて、すっごく嬉しかった。

軽い軽い笑いのネタから心の奥のヘビーなネタまで
全てを受け止め理解してくれるメンバーに出会えた。
偶然みたいな必然。みんなで、いっぱい神様に感謝した。

Leo、Ko-yo、you…3人の出会い。auraricaの始まり.




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